AWS AIFとAzure AI-901はどっちを先に取る?出題・難易度・選び方を比較【2026年】

AWS AIF(AIF-C01)とAzure AI-901の比較|どっちを先に取る?出題・難易度・選び方|Azure資格の森 AI-901 Azure AI Fundamentals
比較AWS AIF vs Azure AI-901|生成AI時代の2大クラウド入門資格。出題・難易度・選び方の違いを、公式情報ベースで比較します。

生成AIの入門資格を調べると、必ず候補に挙がるのがAWSの「AI Practitioner(AIF-C01)」Microsoftの「Azure AI Fundamentals(AI-901)」の2つです。どちらも「クラウド×AI」の入り口となる資格ですが、試験の性格はかなり違います。この記事では、①それぞれ何が問われるのか ②どこが共通でどこが違うのか ③どちらを先に取るべきか——を、AzureもAWSも初めての方に向けて整理します。

AWS AIF(AIF-C01)とAzure AI-901の早見比較:AIFは65問90分で生成AIの概念とAWSサービスの使い分け中心・非IT向き、AI-901は1000点中700点合格でAIの概念とFoundryでの実装が55〜60%・実装まで学びたい人向き
2つの試験の早見比較。最大の違いは「出題の軸」——AIFは概念中心、AI-901は実装中心

それぞれどんな試験?

AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)——概念中心・非ITにやさしい

AIF-C01は、AWS(アマゾン ウェブ サービス)が提供するFoundational(基礎)レベルの資格です。試験は65問・90分、受験料は100 USD。AI・機械学習・生成AIの基本概念と、「その目的ならAWSのどのサービスを使うか」というサービスの使い分けが出題の中心です。

公式が想定する受験者には、営業・マーケティング・プロジェクトマネージャーなど非エンジニア職が明記されており、コーディングは不要。「知識を問う試験」としての色が濃く、暗記と概念理解で戦えるのが特徴です。

ポイント:AIFで覚える「Amazon Bedrock」「ガードレール」などの考え方は、名前こそAWS固有ですが、仕組みはAzure側にもほぼ同じものがあります。片方を学ぶともう片方の学習が一気に楽になるのが、この2資格のおいしい関係です。

Azure AI Fundamentals(AI-901)——2026年に「作る試験」へ生まれ変わった

AI-901は、MicrosoftのFundamentals(基礎)レベルの資格です。注意したいのは、長年の定番だった旧試験「AI-900」が2026年6月30日で廃止され、AI-901に完全移行したこと。ネット上のAI-900向け教材・体験記は、この記事執筆時点でもう古い情報です。

AI-901の出題は「AIの概念と責任」が40〜45%、「Microsoft FoundryでのAIソリューション実装」が55〜60%(合格ラインは1,000点満点中700点)。つまり半分以上が「実装」で、Pythonのコードを読める程度の知識や、REST API・SDKといった開発の基本用語の理解が求められます。AIFに比べると一歩「エンジニア寄り」の試験です。

ひっかけ注意:「Fundamentals=簡単=暗記でOK」と思ってAI-900の感覚で挑むと、Foundryの実装問題で足をすくわれます。AI-901は同じ入門レベルでも「手を動かした人が受かる試験」に変わりました。詳しくはAI-900とAI-901の違いを図解した記事をどうぞ。

共通点——学習内容は半分くらい「相互に流用できる」

2つの試験は、土台の部分が大きく重なっています。生成AIのしくみ(LLM・トークン・プロンプト)、RAG(社内文書をAIに読ませて答えさせる仕組み)、責任あるAI(公平性・透明性など)——こうしたクラウドに依存しない概念は、どちらの試験でもそのまま出題範囲です。

違うのは「それをどの製品でやるか」のレイヤーだけ。AWSならBedrock、AzureならFoundryという対応関係を押さえれば、1つ目の合格後、2つ目は体感半分以下の学習量で狙えます。

先にどっち?判断基準は3つ

先にどっちを取るかの3つの判断基準:①会社のクラウドに合わせる(最優先)②非ITならAIFから(概念中心でコーディング不要)③開発志向ならAI-901から(Foundry実装が武器になる)
迷ったら①会社のクラウド ②自分の職種 ③目指す方向、の順で判断

基準1:会社で使っているクラウドに合わせる(最優先)。資格は取った直後に実務で使うほど価値が出ます。社内がAWS中心ならAIF、Microsoft 365やTeams・Copilotが標準ならAI-901。これで9割の人は決まります。

基準2:非IT職ならAIFから。コーディング不要・概念中心なので、いわゆる「文系」でも入りやすい設計です。まずAIFで自信をつけてからAI-901に進むと、Foundryの実装パートも怖くなくなります。

基準3:開発者を目指すならAI-901から。Foundryでモデルをデプロイし、SDKで呼び出すという「作る経験」がそのまま武器になります。この先の上位資格(AI-103などの開発者向け)への接続も自然です。

よくある質問

Q. 難易度はどちらが高い?

単純比較は難しいですが、暗記が得意ならAIFがやさしく、実装への抵抗がなければAI-901も同等レベルです。AI-901は出題の55〜60%が実装なので、「概念の暗記だけで受かりたい」人にとってはAIFより高く感じます。

Q. 両方取る意味はある?

あります。概念部分が共通なので2つ目のコストは小さく、「AWSとAzure両方でAIの話ができる人」は社内で希少です。マルチクラウド対応は2026年の企業ニーズそのものです。

Q. G検定や生成AIパスポートを持っている場合は?

大きなアドバンテージです。AI・生成AIの概念部分はほぼ学習済みなので、残りは「クラウドでどう実現するか」のレイヤーだけ。G検定との違いは姉妹サイトのG検定とAIFの比較記事が詳しいです。

まとめ

  • AWS AIF(AIF-C01)=概念中心・非IT向け。65問・90分・100 USD
  • Azure AI-901=実装中心(Foundryが55〜60%)。AI-900は2026年6月30日で廃止済み
  • 土台の概念は共通——1つ目に受かれば2つ目は半分の労力
  • 選び方は「会社のクラウド>職種>目指す方向」の順で決める

※試験情報は執筆時点のものです。受験前に必ず公式(Microsoft LearnAWS認定)で最新情報をご確認ください。本記事はエンジニアKが公式情報をもとに作成しています。

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