AI-900廃止とAI-901の違いを図解|変更点・移行スケジュール【2026年7月更新】

AI-900とAI-901の違い・変更点と移行スケジュール【2026年6月】|Azure資格の森 AI-901 Azure AI Fundamentals


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無料AI-900 → AI-901 移行ガイド|2026年6月30日にAI-900は廃止されました。何が・どう変わったのかを、公式情報だけで図解します。

最終更新:2026年7月10日(Microsoft公式試験ページの最新表記を反映)

AI-900がなくなるって本当?」「新しいAI-901とは何がちがうの?」——いま受験を考えている方が、いちばん知りたいのがこの点だと思います。結論から言うと、これは小さな「改訂(マイナーチェンジ)」ではなく、ほぼ「作り直し」です。この記事では、Microsoft公式の情報だけをもとに、①いつ・どう移行するのか(スケジュール)②出題範囲はどう変わったのか ③受験者に求められるものの変化を、AzureもAIも初めての方にも分かるように図解します。

AI-900からAI-901への変化のイメージ図。左ではロボットが分厚い教科書を読んで概念を覚えており、右では同じロボットがノートPCでクラウド上にモデルやエージェントを作っている。「読む試験」から「作る試験」への転換を表す
図:AI-900(左)は概念を「読んで覚える」試験。AI-901(右)はMicrosoft Foundryで「作って動かす」力を問う試験へ。同じ入門資格でも中身は大きく変わりました。
30秒でわかる要点

  • AI-901はいつから受験できる? 2026年4月にベータ開始→すでに正式に受験可能(公式試験ページからベータ表記も外れています)。今から始めるならAI-901でOKです。
  • AI-900とAI-901の違いは? 出題が5分野→2分野に再編。機械学習の理論が消え、Foundryでの実装が55〜60%を占める「作る試験」に。
  • AI-900はいつまで受けられた? 2026年6月30日で廃止されました。以降はAI-901で同じ「Azure AI Fundamentals」資格を取得します。

まず結論:AI-900は「改訂」ではなく「作り直し」

AI-900もAI-901も、取れる資格の名前は同じ「Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals」(Azure AIの入門資格)です。レベルも入門(Fundamentals)のまま。ところが試験の中身は、出題分野の数も・問われ方も大きく入れ替わりました。ざっくり言うと——

  • 出題分野が5つ → 2つに再編された
  • これまでの「用語や特徴を知っていますか?」中心から、「実際にAzureで作れますか?」中心に変わった
  • 古い機械学習の理論が消え、代わりにMicrosoft Foundry(ファウンドリー)でAIを実装する力が試験の半分以上を占めるようになった

だから、AI-900向けに作られた古い対策記事や問題集は、AI-901にはそのまま使えません。逆に言えば、いま正しい情報で学べば一歩リードできます。順番に見ていきましょう。

① 移行スケジュール:いつ、何が起きる?

まず時系列の整理です。あなたが「いつまでにどう動けばいいか」がこの図で分かります。

AI-900からAI-901への移行スケジュールの図。2026年4月にAI-901ベータ開始、2026年6月にAI-901一般提供(GA)予定、2026年6月30日にAI-900廃止(受験終了・赤色)、それ以降はAI-901で資格を取得
  • 2026年4月:AI-901がベータ版として受験できるようになりました(試験の最終調整期間)。
  • 2026年6月:AI-901が一般提供(GA:Generally Available=正式版の提供開始)へ移行。公式試験ページからベータ表記が外れ、正式に受験できる状態になりました。
  • 2026年6月30日AI-900が廃止(リタイア)。この日をもってAI-900は受験できなくなりました。
  • それ以降:Azure AI Fundamentals資格を取るには、AI-901に合格する必要があります。
ことばの補足:「ベータ版」は正式公開前のお試し提供のこと。出題内容は本番とほぼ同じですが、採点結果(合否)の通知に少し時間がかかることがあります。「廃止(リタイア)」は、その試験の提供が終了して受験できなくなることです。

今から受けるなら、AI-900とAI-901どっち?

結論:これから学び始める人は、基本的にAI-901を目指すのがおすすめです。理由は、

  • AI-900は2026年6月30日で廃止済み。今から受験できるのはAI-901のみです。
  • AI-901はいまのAzure(Foundry中心のAI開発)に沿った内容で、学んだことが実務や次の資格にそのまま生きる。

※なお、どちらの試験に合格しても認定名は「Azure AI Fundamentals」でもらえる資格は同じです。ただしAI-900は2026年6月30日で廃止されたため、これから受験できるのはAI-901のみです。

② 出題範囲はどう変わった?(5分野 → 2分野)

いちばん大きな変化がここです。出題分野の構成を、旧AI-900と新AI-901で並べて見てみましょう。カッコ内の%は、試験全体に占めるおおよその割合(配点の目安)です。

AI-900とAI-901の出題範囲の違いの図。旧AI-900は5分野(AIワークロードと考慮事項15-20%、機械学習の基礎理論15-20%、コンピュータービジョン15-20%、自然言語処理15-20%、生成AI20-25%)。新AI-901は2分野(AIの概念と責任40-45%、Foundryでの実装55-60%)

表で対応関係を見ると、より分かりやすくなります。

旧 AI-900(5分野・〜2026/6/30) 新 AI-901(2分野・新)
AIワークロードと考慮事項(責任あるAI含む)
15〜20%
AIの概念と責任を特定する
40〜45%
(責任あるAIの6原則・生成AIのしくみ・モデル選定など、概念をここに集約)
機械学習の基礎理論
15〜20%
コンピュータービジョン
15〜20%
自然言語処理(NLP)
15〜20%
生成AI
20〜25%
Microsoft Foundryを使ってAIソリューションを実装する
55〜60%
(ポータルやSDKでモデルを動かす・エージェントを作る・情報抽出など、手を動かす内容を新設)

ポイントは2つ。(1) バラバラだった5分野が、「概念」と「実装」の2つに整理されたこと。(2) いちばん配点が大きいのが、新設された「Foundryでの実装(55〜60%)」になったこと。つまり試験の半分以上が、実際にAzureでAIを作る話になったのです。

Microsoft Foundryって? Azure上でAIモデルを選んで・動かして・アプリやエージェントに組み込むための開発の土台(プラットフォーム)です。以前は「Azure AI Studio」などと呼ばれていたものが進化したもの。AI-901では、このFoundryの使い方が主役になります。当サイトではFoundry入門記事でやさしく解説しています。

③ 何が消えて、何が増えたのか

分野の対応だけでなく、「中身」で見るともっとハッキリします。次の3つに分けて整理しました。

AI-900からAI-901で何が消えて何が増えたかの図。消えた:機械学習の理論、回帰・分類・クラスタリング、Transformer・特徴量とラベル。残った:責任あるAIの6原則、生成AIの基本概念。増えた:Foundryでの実装(最大60%)、AIエージェント作成、Content Understanding

消えたもの:古典的な「機械学習の理論」

AI-900にあった独立分野「機械学習の基礎(15〜20%)」がまるごとなくなりました。具体的には、回帰・分類・クラスタリング(データを予測・仕分けする手法)、ディープラーニング・Transformer(AIの内部構造)、特徴量とラベル・訓練/検証データ・自動機械学習(AutoML)といった、いわゆる「AIのしくみの理論」です。AI-901ではこれらの細かい理論は問われません。

残ったもの:責任あるAIと、生成AIの基本概念

一方で、「責任あるAI」の6原則(公平性・信頼性と安全性・プライバシーとセキュリティ・包括性・透明性・説明責任)と、生成AIの基本的な考え方は、新しい分野1「AIの概念と責任」にしっかり残りました。ここはAI-900の知識がそのまま活きる部分です。詳しくは責任あるAIの6原則の記事へ。

増えたもの:Foundryでの「実装」とエージェント

そして新しく大きく増えたのが、Microsoft Foundryで実際にAIを作る内容です。AIエージェント(自分で考えて動くAI)の作成や、Content Understanding(書類・画像・音声・動画から必要な情報を自動で取り出すサービス)など、AI-900には無かった新しいテーマが、試験の主役になりました。

④ 受験者に求められるものの変化(ここが要注意)

出題範囲が「実装」中心になった結果、受験者に求められる前提知識も変わりました。これは公式の「受験者像」にもはっきり書かれています。

観点 AI-900(旧) AI-901(新)
対象者 技術・非技術どちらでもOK AI開発のキャリアを始める人
プログラミング 不要(データサイエンス/開発経験は不要と明記) Pythonの構文・基本が前提
そのほか クラウドの基礎が分かると有利 REST API・SDK・CLIの理解、Azureリソースの知識

つまりAI-901は、AI-900より少しだけ技術寄りになりました。とはいえ、いきなりプログラマー級の力が要るわけではありません。試験は選択式(4択など)でラボ(実機操作)はなく、問われるのは「コードを読んで意味が分かる」「手順や選び方を理解している」レベルです。

横文字の補足:「SDK」=プログラムからAzureのAIを呼び出すための道具箱。「REST API」=アプリ同士が情報をやり取りする決まりごと。「CLI」=キーボードで命令を打って操作する黒い画面のこと。AI-901では、これらを使ってAIを呼ぶ流れを「読んで分かる」ことが求められます。当サイトのドメイン2の記事では、コードを1行ずつ注釈つきで解説しています。

変わらない共通点(安心してよいところ)

大きく変わった一方で、変わらない点もあります。

  • 取れる資格は同じ:「Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals」。AI-900・AI-901どちらに合格しても同じ認定です。
  • 合格スコアは700(1000点満点中。両試験とも同じ)。
  • 試験形式はシンプルなまま:出題は選択式(4択など)が中心で、実機ラボや長文コーディングを書かせる問題はありません。
  • レベルは入門(Fundamentals)のまま:選択式の試験で、実機ラボはありません。
受験料・問題数・試験時間は? 受験料は受験する国・地域によって異なります(公式に固定額の記載はなく、申込時にご確認ください)。問題数や試験時間などの詳細は、2026年7月時点でMicrosoftから公表されていません。憶測は載せず、公式に公表され次第あらためて更新します。
📝 AI-900→AI-901 ここだけ覚える

  • AI-900は2026年6月30日に廃止→以降はAI-901で同じ資格を取得
  • 出題は5分野→2分野。最大の山は新設の「Foundryでの実装」55〜60%
  • 機械学習の理論は消滅。代わりに実装・エージェント・Content Understandingが登場
  • 受験者像が「非技術者OK」→「Python前提」に。ただし試験は選択式でラボなし

よくある質問(FAQ)

Q. AI-900の勉強はもうムダになりますか?

A. すべてムダにはなりません。責任あるAIの6原則生成AIの基本概念、各AIサービス(ビジョン・音声・言語)の用語はAI-901にも残っています。ただし機械学習の理論はAI-901では問われず、代わりにFoundryでの実装を新たに学ぶ必要があります。

Q. AI-900の資格を持っています。AI-901を取り直す必要はありますか?

A. すでに取得した「Azure AI Fundamentals」の認定が消えるわけではありません。取り直しは必須ではありませんが、最新のAzure(Foundry中心)に対応した知識を身につけたい場合や、これから上位資格を目指す場合は、AI-901の内容を学ぶ価値があります。

Q. AI-901はいつから受験できますか?

A. 2026年4月のベータ開始以降、すでに受験できます。その後、公式試験ページからベータ表記も外れ、正式に受験できる状態になりました。これから申し込むならAI-901で問題ありません(旧AI-900は2026年6月30日で廃止済み)。

Q. AI-901は日本語で受験できますか?

A. 2026年7月時点では、Microsoft公式のAI-901試験ページの対応言語は「英語」とだけ記載されています。旧AI-900は日本語を含む多言語に対応していましたが、AI-901は英語版が2026年4月に更新された新試験です。Microsoftの案内では「ローカライズ版(日本語など)が提供される場合、英語版の更新からおよそ8週間後に反映される」とされています。日本語受験の提供状況については公式の確定情報が見当たらず(「提供済み」との報告も一部にありますが未確認)、最終的な確認手段は申し込み画面(Pearson VUE)の言語選択です。本サイトでは公式表記が更新され次第、最新情報に反映します。

Q. プログラミングが全然できなくても合格できますか?

A. AI-901はPythonの基本が前提とされていますが、試験は選択式でコードを書かされることはありません。求められるのは「コードを読んで何をしているか分かる」「手順や選び方を理解している」レベルです。当サイトはコードを1行ずつ解説しているので、未経験からでも対策できます。

Q. 受験料はいくらですか?

A. 受験料は受験する国・地域によって異なります。最新の正確な金額は、申し込み時に公式(Microsoft/試験配信元)でご確認ください。

まとめ

  • AI-900は2026年6月30日に廃止。以降はAI-901で同じ「Azure AI Fundamentals」資格を取得
  • 出題は5分野→2分野に再編。最大の山は新設の「Foundryでの実装」55〜60%
  • 機械学習の理論は消滅。代わりに実装・AIエージェント・Content Understandingが中心に
  • 受験者像は「非技術者OK」→「Python前提」へ。ただし試験は選択式・ラボなし
  • これから始めるならAI-901を目指すのが基本。当サイトはAI-901の全範囲を無料で解説中

※本記事はMicrosoft公式の試験情報(AI-900/AI-901のStudy guide・試験ページ・認定ページ、2026年7月時点)に基づき、エンジニアKが作成しています。試験内容や対応言語は今後変更されることがあります。最新は Microsoft公式の認定ページ をご確認ください。

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