Azureで画像を「分析する・生成する」方法を、未経験から図解で解説します。画像を扱うAIには大きく2つの方向があり、すでにある画像を“理解する”(何が写っているか・文字・顔=コンピュータービジョン)と、新しい画像を“作る”(画像生成)に分かれます。AI-901シラバスの「視覚的な入力を解釈する」「生成モデルでビジュアル出力を作成する」「ビジョン機能を含むアプリを構築する」に対応します。

画像を「理解する」と「作る」

- 理解する:画像の中身を読み取る。「何が写っているか」「文字」「顔」などを認識します。
- 作る(画像生成):文章(プロンプト)から新しい画像を生成します。
画像を理解する(コンピュータービジョン)
画像の中身を読み取るのがコンピュータービジョン(Azure AI Vision)。代表的な機能は次の4つです。

- 画像分類:何が写っているかを判定(例:犬か猫か)
- 物体検出:どこに何があるかを検出(位置つき)
- 文字の読み取り(OCR):画像の中の文字を読む
- 顔検出:顔を見つけて分析する
画像を作る(画像生成)
文章から新しい画像を作るのが画像生成。Foundryのモデルカタログから画像生成モデルを選んでデプロイし、プロンプトを渡すと画像が返ります。
使い方は、デプロイ(前のFoundry入門と同じ流れ)→ プロンプトで画像を生成、です。コードなしでもポータルで試せます。
コードで見る(読めればOK)
AI-901は選択式の試験で、コードを自分で書く必要はありません。ただし「理解する(input_image)」と「作る(image_generation)」でコードのどこが違うかを読んで分かることは問われます。どちらも Foundry入門と同じ openai の responses.create を使います。
① 画像を「理解する」 マルチモーダルモデルに画像を渡すときは、入力に {"type":"input_image"} を含めます(画像はURLやbase64で渡せます)。
# 画像を渡して「何が写っている?」と尋ねる(視覚入力の解釈)
response = openai.responses.create(
model="gpt-4o", # 画像も扱えるマルチモーダルモデル
input=[{
"role": "user",
"content": [
{"type": "input_text", "text": "この画像に何が写っていますか?"},
{"type": "input_image", "image_url": "https://example.com/photo.jpg"},
],
}],
)
print(response.output_text) # 画像の説明が返る
② 画像を「作る」 新しい画像を生成するときは、tools=[{"type":"image_generation"}] で画像生成ツールを有効にします。生成画像は base64 で返るので、デコードしてファイルに保存できます。
# 文章から新しい画像を作る(画像生成)
response = openai.responses.create(
model="gpt-image-1", # 現行の画像生成モデル
input="夕焼けの富士山を描いて",
tools=[{"type": "image_generation"}], # 画像生成ツールを使う
)
# 生成画像は base64 で返るので、デコードして .png に保存する
※もう一つの呼び方として、会話を介さず直接作るなら Images API の openai.images.generate(model="gpt-image-1", prompt=...) も使えます。どちらも正式なやり方で、画像はbase64で返ります(会話・エージェントの中で作る=image_generationツール/単発で作る=images.generate)。
input_image は画像を入力(読む)、image_generation は画像を出力(作る)。名前が似ていて逆向きなので、コード問題で狙われます。画像生成に azure-cognitiveservices-speech(音声用)は使いません。確認クイズ
Q1. 写真に写っているのが「犬」か「猫」かを判定したい。どの機能?
Q2. 「夕焼けの富士山」という文章から新しい画像を作りたい。どれ?
Q3. スキャンした書類の画像から「文字」を読み取りたい。どの機能?
Q4. 写真を渡して「この画像を説明して」と自由に質問できるのは?
よくある質問(FAQ)
Q. 画像生成のモデルは何を使いますか?
A. 現在はgpt-image-1系です。以前のDALL-E 3 は2026年3月に廃止されました。最新はモデルカタログで確認してください。
Q. コンピュータービジョンとマルチモーダルモデルの違いは?
A. コンピュータービジョンは分類・OCR・顔検出など決まったタスクが得意。マルチモーダルモデルは画像を見て自由に説明・質問応答できます。
Q. どのサービスを使いますか?
A. 画像理解の定型タスクはAzure AI Vision、柔軟な理解や画像生成はモデルカタログのモデル(マルチモーダル/画像生成)を使います。
まとめ
- 画像は「理解する」と「作る」の2方向
- 理解=コンピュータービジョン(分類・物体検出・OCR・顔検出)+マルチモーダルモデル(自由な解釈)
- 作る=画像生成(gpt-image-1。DALL-E 3は2026年3月廃止)
この記事はAI-901の学習範囲の一部です。どの順番で・何時間くらい勉強すればよいかは、AI-901の勉強方法・独学ロードマップで全体像を解説しています。迷ったらここから確認するのがおすすめです。
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※本記事はMicrosoft公式ドキュメント(Azure AI Vision/画像生成モデル)に基づき、エンジニアKが作成しています。モデルは更新・廃止されるため、最新は Microsoft公式 をご確認ください。


