「AI-901は日本語で受けられるの?」「公式サイトに英語としか書いていないけど大丈夫?」——新しい試験なので、ここで不安になって手が止まる方が多いところです。
先に答えを書きます。日本語で受験できます。Pearson VUE(ピアソンビュー:Microsoft試験の申し込み・実施を担当している会社)の申し込み画面まで進むと「試験言語の選択」があり、そこに日本語がはっきり並んでいます。
ただし、Microsoft公式の試験ページには「言語: 英語」としか書かれていません(2026年8月5日時点)。この食い違いが「AI-901は英語だけ」という情報が出回っている原因です。この記事では、実際の申し込み画面のキャプチャを根拠に、事実がどうなっているのかを整理します。
- 日本語で受験できます。申し込み画面の「試験言語の選択」に日本語があります(2026年8月5日に確認)。
- 選べる言語は日本語を含む13言語。英語・韓国語・簡体字/繁体字中国語なども並びます。
- ただしMicrosoft公式の試験ページの表記は「英語」のまま。公式ページの言語表記が、実際の提供状況に追いついていません。
- 日本語で受ける場合でも、画面用語やコードは英語のまま出ることがあります(Foundryのメニュー名、SDKのメソッド名など)。
証拠:申し込み画面に日本語があります
百聞は一見にしかず、ということで実際の画面です。Pearson VUEでAI-901を予約する流れの途中に「試験言語の選択」という画面があり、そこで希望の言語を選びます。

画面上部に「AI-901: Microsoft Azure AI Fundamentals」と試験名が出ており、この試験の言語選択であることが分かります。並んでいたのは次の13言語でした(画面の並び順)。
| AI-901で選べる試験言語(2026年8月5日時点) |
|---|
| アラビア語/イタリア語/インドネシア語/スペイン語-現代/ドイツ語/フランス語/ポルトガル語-ブラジル/ロシア語/日本語/簡体字中国語/繁体字中国語/英語/韓国語 |
※言語の提供は予告なく変わることがあります。予約時にご自身の画面でもご確認ください。
なぜ「英語だけ」という情報が出回っているのか
理由はシンプルで、Microsoft公式の試験ページが更新されていないからです。
Microsoft LearnのAI-901試験ページを見ると、2026年8月5日時点でも次のようになっています。
- 「言語: 英語」——これだけ。
- 「廃止日: なし」(=いま受験できる、という意味です)
ここで比べてみると分かりやすいのですが、日本語で提供されている他の試験——たとえばAzureの入門資格AZ-900のページには、こう書かれています。
英語, 日本語, 簡体中国語, 韓国語, スペイン語, ドイツ語, フランス語, インドネシア語 (インドネシア), アラビア語 (サウジアラビア), 繁体中国語, イタリア語, ポルトガル語 (ブラジル), ロシア語」
このように言語の一覧が載るのが本来の姿です。ところがAI-901のページには、この一覧そのものがありません。つまり公式ページの言語欄が、実際の提供状況に追いついていないのです。
ですから、公式ページの「英語」という表記だけを見て諦める必要はありません。判断材料として確実なのは、実際に申し込む画面のほうです。
日本語で申し込む手順
難しいことはありません。ふだんどおり予約を進めるだけで、途中に言語を選ぶ画面が出ます。
- Microsoft Learnの試験ページから「試験のスケジュール設定」に進みます(Microsoftアカウントでのサインインが必要です)。
- Pearson VUEの予約画面に移ります。ここがMicrosoft試験の申し込み窓口です。
- 途中で「試験言語の選択」が出るので、日本語を選びます。
- あとは受験する場所と日時を選び、支払いをすれば予約完了です(選べる受験方法や空き状況は地域・時期によって異なります)。
受験料は公式ページに国・地域別で表示され、日本は ¥12,180(税別)です(2026年8月5日確認)。予告なく変更される場合があるため、最終金額は申し込み画面でご確認ください。申し込み全体の流れは 申し込み方法・受験料の詳細 にまとめています。
日本語で受けるときに知っておきたいこと
日本語で受けられるからといって、すべてが日本語になるわけではありません。ここは正直に書いておきます。
① 画面用語やサービス名は英語のまま出ることがある
AI-901の配点の55〜60%を占めるのは「Microsoft Foundryでの実装」です。この分野では、Foundryの画面メニュー名やAzureのサービス名が英語表記のまま問題文に登場することがあります。たとえば次のようなものです。
- サービス名:
Azure AI Foundry/Content Understanding/Azure AI Speech - 画面の項目:
Deployments/Model catalog/Playground
当サイトの解説記事では、日本語の説明と英語表記の両方を併記しています。「日本語で読んで理解した用語が、英語で出てきて分からない」を防ぐためです。
② コードは翻訳されない
AI-901ではPythonのコードを読む問題が出ます。コードそのものは当然ながら英語(というよりプログラムの文法)のままです。書けなくても構いませんが、読んで意味が分かる状態にはしておく必要があります。
- Foundry SDK コードチートシート:試験に出る書き方だけを一覧に
- Foundry SDKでチャットアプリを作る:コードの意味を1行ずつ解説
③ 本番の画面は「試験サンドボックス」で事前に体験できる
「日本語で申し込んだけど、当日どんな画面なんだろう」という不安は、事前に消しておけます。Microsoftは公式に試験サンドボックスという無料の体験環境を用意していて、AI-901の試験ページからも案内されています。出題の形式や操作感を、申し込み前に確かめておくと当日あわてません。
- Microsoft公式 試験サンドボックス(無料・申し込み不要で操作を体験できます)
※画面の仕様は変更されることがあります。表示や操作の詳細は、必ずご自身でサンドボックスと申し込み画面をご確認ください。
日本語の教材はあるの?
試験が日本語で受けられるとなると、次に気になるのが教材です。ここは状況が分かれます。
| 種類 | 日本語での提供状況(2026年8月時点) |
|---|---|
| 試験そのもの | 日本語で受験できます(この記事の本題) |
| 市販の参考書 | まだありません。試験が新しく、出版が追いついていません(参考書の現状はこちら) |
| 公式教材(Microsoft Learn) | 多言語対応で、日本語で読める部分があります(機械翻訳の箇所もあります) |
| 公式の練習評価 | AI Skills Navigatorで案内されています(サインインが必要/英語) |
| 当サイトの解説・模擬試験 | すべて日本語・無料。シラバスの全項目をカバーしています |
つまり「試験は日本語で受けられるのに、日本語の本がまだ無い」という状態です。当サイトはそこを埋めるために、公式シラバスの全項目を日本語で解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q. いつから日本語で受けられるようになったのですか?
A. 正確な開始日は公表されていません(憶測では書きません)。Microsoftの案内では「ローカライズ版は英語版の更新からおよそ8週間後」とされており、英語版の更新が2026年4月15日なので、時期的には6月中旬以降と考えられます。確実なのは、2026年8月5日時点で申し込み画面に日本語が並んでいたという事実です。
Q. 公式ページには「英語」と書いてありますが、本当に大丈夫ですか?
A. 判断材料として確実なのは申し込み画面です。上のキャプチャのとおり、試験名がAI-901であることを確認したうえで日本語が選べる状態でした。それでも不安な場合は、予約を確定する前の「試験言語の選択」画面でご自身の目で確認してください。
Q. 日本語と英語、どちらで受けるのが有利ですか?
A. 英語に不安があるなら日本語で問題ありません。ただし、上で触れたとおりサービス名や画面用語は英語のまま出ることがあるので、用語は英語表記もセットで覚えておくと本番で迷いません。英語が得意な方は、訳のクセに引っかからない英語受験も選択肢です。
Q. AI-900は日本語で受けられましたよね?
A. はい。旧AI-900は日本語を含む多言語に対応していました。AI-900は2026年6月30日で廃止され、後継のAI-901に一本化されています。出題範囲も大きく変わっているので、AI-900とAI-901の違いもあわせてご確認ください。
Q. 自宅から日本語で受験できますか?
A. Microsoftの試験は、テストセンターでの受験と自宅などからのオンライン受験が選べます。言語の選択とは別の設定なので、日本語を選んだうえでオンライン受験を選ぶことも可能です。設備要件など詳細は申し込み時にご確認ください。
まとめ
- AI-901は日本語で受験できます。申し込み画面の「試験言語の選択」に日本語があります(2026年8月5日確認)
- 選べるのは日本語を含む13言語
- Microsoft公式の試験ページは「言語: 英語」のまま。公式ページの表記が実態に追いついていないだけなので、これを見て諦めないこと
- 日本語で受けてもサービス名・画面用語・コードは英語のまま出ることがある。用語は英語表記もセットで覚えておくと安心
- 日本語の市販参考書はまだ無い。当サイトの解説記事と模擬試験(すべて日本語・無料)で対策できます
※本記事は、Pearson VUEのAI-901申し込み画面(2026年8月5日に実際の申し込みフローで確認)と、Microsoft公式の試験ページ・認定ページの表記(同日時点)にもとづき、エンジニアKが作成しています。言語の提供状況や画面の仕様は変更されることがあります。最新は Microsoft公式のAI-901試験ページ と申し込み画面でご確認ください。本サイトはMicrosoft Corporationの公式サイトではありません。Microsoft、Azure、Microsoft Foundry等は同社の商標です。




