AI-901の出題範囲まとめ|公式シラバス29項目と、もう出ない範囲【2026年8月】

AI-901 出題範囲を公式で確認|シラバス29項目|Azure資格の森 AI-901 Azure AI Fundamentals
無料AI-901の出題範囲まとめ|公式シラバスの29項目を日本語で一覧にし、学習リソースの選び方まで整理します。

AI-901って、結局どこまで勉強すればいいの?」——独学でいちばん時間をムダにしやすいのが、試験に出ない範囲を勉強してしまうことです。とくにAI-901は2026年4月に中身を作り直したばかりの新しい試験なので、ネット上にはひとつ前の世代(AI-900)の情報がまだ多く残っています。

この記事では、Microsoft公式の「評価されるスキル」29項目をそのまま日本語の一覧にして、①出る範囲 ②もう出ない範囲 ③どの資料を見て勉強すればいいかを整理します。憶測は書きません。すべて公式ページで確認できる内容です。

この記事の結論

  • 出題範囲は公式の「評価されるスキル」がすべて。2ドメイン・29項目で、これ以外は問われません。
  • 配点はドメイン1「AIの概念と機能」40〜45%ドメイン2「Microsoft Foundryでの実装」55〜60%半分以上がFoundryでの実装です。
  • 機械学習の理論(回帰・分類・クラスタリングなど)は、もう出ません。AI-900にはありましたが、AI-901のスキル一覧には1項目もありません。
  • 公式ページの「学習リソース」欄のリンクは、前の世代のものが残っています。スキル一覧を軸に、足りない資料は自分で補うのがおすすめです(後述)。
AI-901 出る範囲と、もう出ない範囲。出る範囲は全29項目で、ドメイン1「概念と機能」40〜45%(責任あるAIの6原則/AIモデルの構成とデプロイ/AIワークロードの見分け)とドメイン2「Foundryでの実装」55〜60%(プロンプト設計とエージェント/Microsoft Foundryでデプロイ/テキスト・音声・ビジョン/Content Understandingで情報抽出)。もう出ない範囲は機械学習の理論(回帰・分類)、Azure Machine Learning、Anomaly Detector、LUIS(言語理解)、Bot Service

出題範囲の全体像(2ドメイン・配点)

AI-901の出題範囲は、大きく2つに分かれます。

ドメイン 配点 ひとことで言うと
1. AIの概念と機能を特定する 40〜45% 見分けられるか。どれがどの原則・どのワークロードかを判断する
2. Microsoft Foundryを使ってAIソリューションを実装する 55〜60% 作れるか。Foundryでデプロイし、SDKで呼び出し、エージェントを作る

※配点はMicrosoft公式の「評価されるスキル(2026年4月15日時点)」の記載。合格スコアは1000点満点中700点です。

ここが最大のポイント:配点の半分以上(55〜60%)が「Foundryでの実装」です。用語を覚えるだけでは届きません。逆に言えば、ここを押さえれば合格がぐっと近づきます

出題範囲の全29項目(公式の日本語表記のまま)

公式の「評価されるスキル」を、そのまま一覧にしました。この29項目が試験に出るすべてです。各項目には、当サイトの解説記事へのリンクを付けています。

ドメイン1:AIの概念と機能を特定する(40〜45%)

1-1. 責任あるAIの原則を説明する解説記事

  • AIソリューションの公平性に関する考慮事項について説明する
  • AIソリューションの信頼性と安全性に関する考慮事項について説明する
  • AIソリューションのプライバシーとセキュリティに関する考慮事項について説明する
  • AIソリューションの包括性に関する考慮事項について説明する
  • AIソリューションの透明性に関する考慮事項について説明する
  • AIソリューションの説明責任に関する考慮事項について説明する

1-2. AIモデルのコンポーネントと構成を特定する解説記事

  • 生成AIモデルのしくみについて説明する
  • 機能に基づいて適切なAIモデルを特定する
  • 適切なモデルデプロイオプションと構成パラメーターを特定する

1-3. AIワークロードを特定する解説記事

  • 生成型AIとエージェント型AI、テキスト分析、音声、コンピュータービジョン、情報抽出など、一般的なAIワークロードのシナリオを特定する
  • キーワード抽出、エンティティ検出、センチメント分析、要約など、一般的なテキスト分析手法について説明する
  • 音声認識と音声合成の特徴と機能を特定する
  • コンピュータービジョンモデルと画像生成モデルの特徴と機能を特定する
  • テキスト、画像、オーディオ、ビデオから情報を抽出する手法を特定する

ドメイン2:Microsoft Foundryを使ってAIソリューションを実装する(55〜60%)

2-1. Foundryを使って生成型AIアプリとエージェントを実装する

  • 生成AIモデルの効果的なシステムプロンプトとユーザープロンプトを作成する
  • Foundryポータルでモデルをデプロイして操作する解説記事
  • Foundry SDKを使って軽量チャットクライアントアプリケーションを作成する(解説記事
  • Foundryポータルで単一エージェントソリューションを作成してテストする(解説記事
  • エージェント用の軽量クライアントアプリケーションを作成する

2-2. Foundryを使ってテキストと音声用のAIソリューションを実装する解説記事

  • テキスト分析を含む軽量アプリケーションを構築する
  • デプロイされたマルチモーダルモデルを使って、音声プロンプトに応答する
  • Foundry ToolsでAzure Speechを使って軽量アプリケーションを構築する

2-3. Foundryを使ってコンピュータービジョンと画像生成機能を備えたAIソリューションを実装する解説記事

  • デプロイされたマルチモーダルモデルを使ってプロンプト内の視覚的な入力を解釈する
  • 生成モデルを使って新しいビジュアル出力を作成する
  • ビジョン機能を含む軽量アプリケーションを構築する

2-4. Foundryを使って情報抽出用のAIソリューションを実装する解説記事

  • Foundry ToolsでAzure Content Understandingを使ってドキュメントとフォームから情報を抽出する
  • Content Understandingを使って画像から情報を抽出する
  • Content Understandingを使ってオーディオとビデオから情報を抽出する
  • Content Understandingを使って情報抽出機能を備えた軽量アプリケーションを構築する

もう勉強しなくていい範囲

AI-901はAI-900の改訂版ではなく、作り直された試験です。そのため、AI-900では大きな柱だった内容が、そっくり範囲から外れています。

AI-901のスキル一覧29項目に、1つも登場しないもの

  • 機械学習の理論(回帰・分類・クラスタリング、訓練データと検証データ、特徴量とラベル など)
  • Azure Machine Learning(AutoML、デザイナーなど)
  • Anomaly Detector(異常検知)
  • Language Understanding(LUIS/言語理解)
  • Azure Bot Service

AI-900の参考書やブログ記事を見ていると、これらに多くのページが割かれています。いま勉強しても点にはなりません。ここを飛ばせるだけで、学習時間はかなり短くなります。

くわしい変更点は AI-900廃止とAI-901の違いを図解 にまとめています。

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公式の「学習リソース」欄を読むときの注意

ここからは、実際に勉強を始めるときにつまずきやすいポイントです。

Microsoft公式の学習ガイド(Study guide)には「学習リソース」という欄があり、「ドキュメントの検索」として関連ドキュメントへのリンクが並んでいます。ところが2026年8月5日時点で、そこに並んでいるリンクは前の世代のものが中心です。実際のリンク先はこうなっています。

公式の「ドキュメントの検索」に並ぶリンク AI-901のスキル29項目での扱い
異常検知器(Anomaly Detector) 記載なし
言語理解(LUIS) 記載なし
Azure Machine Learning 記載なし
Azure Bot Service 記載なし
音声翻訳 記載なし(音声は「認識と合成」のみ)
Computer Vision 範囲内。ただしAI-901ではFoundryでの実装として問われます
自然言語処理技術 範囲内(テキスト分析)。同じくFoundryでの実装が中心
音声テキスト変換 範囲内(音声認識)

そして、配点55〜60%を占める Microsoft Foundry・Content Understanding・エージェント・プロンプト設計 のドキュメントは、このリンク一覧には入っていません(ページ本文の「評価されるスキル」には、いずれもはっきり書かれています)。

これは珍しいことではありません。試験が作り直された直後は、ページの部分ごとに更新のタイミングがずれることがよくあります。実際、AI-901のスキル一覧(=出題範囲そのもの)は新しい内容にきちんと更新されています。更新が追いついていないのは、その周辺にある参考リンクのほうです。
ですので「評価されるスキル」を軸にして、足りない資料は自分で補う——これが安全な進め方です。

では、何を見て勉強すればいい?

スキル一覧を軸にすると、見るべきものは自然に決まります。

■ AI-901の学習リソース(この順で十分です)

  1. 公式の「評価されるスキル」:出題範囲そのもの。まずここをチェックリストとして使います。→ AI-901 公式スタディガイド
  2. Microsoft Foundry の公式ドキュメント:配点の半分以上を占める部分。学習リソース欄には出てきませんが、範囲としては最重要です。
  3. 当サイトの解説9記事:上の29項目を、日本語・図解・コード注釈つきで全部カバーしています。すべて無料です。→ 勉強方法・独学ロードマップ
  4. 当サイトの無料模擬試験:本番形式20問・登録不要。間違えた項目から解説記事に戻れます。→ AI-901 無料模擬試験

市販の参考書については、2026年8月時点で日本語のものはまだありません。くわしくは AI-901の参考書はまだない? にまとめています。

よくある質問(FAQ)

Q. 出題範囲はどこを見るのが正解ですか?

A. 公式スタディガイドの「評価されるスキル」です。ここに書かれている項目が出題範囲そのもので、2026年8月5日時点の表記は「2026年4月15日時点で測定されたスキル」となっています。この記事の29項目一覧も、その内容をそのまま日本語で並べたものです。

Q. AI-900の教材で勉強してもいいですか?

A. 概念の一部(責任あるAI、生成AIの基本)は共通していますが、メイン教材にはおすすめしません。機械学習の理論の章はまるごと不要になり、配点55〜60%のFoundryでの実装はAI-900の教材にほとんど載っていないためです。

Q. 機械学習の理論は本当に出ないのですか?

A. 公式の「評価されるスキル」29項目に、回帰・分類・クラスタリングといった機械学習の理論を指す項目はありません。ただし、出題範囲は改訂されることがあります。受験前に公式スタディガイドで最新版をご確認ください(当サイトも更新があれば反映します)。

Q. Foundryを触れる環境がないのですが、実装の範囲はどう勉強すれば?

A. AI-901は実機操作(ラボ形式)の試験ではなく、選択式です。「どの画面で何をするか」「このコードは何をしているか」が分かれば答えられます。当サイトの解説記事は画面のスクリーンショットとコードの1行ずつの注釈で構成しているので、Azureの契約がなくても読み進められます。

Q. 29項目を全部やる時間がありません。優先順位は?

A. 配点に時間を比例させるのが基本です。ドメイン2(Foundryでの実装)が55〜60%なので、ここに最も時間を使います。ドメイン1は図解で素早く回し、模擬試験で抜けを見つけて戻る、という進め方が効率的です。→ 独学ロードマップ

まとめ

  • AI-901の出題範囲は公式の「評価されるスキル」=2ドメイン・29項目。これ以外は問われません
  • 配点はドメイン2「Foundryでの実装」が55〜60%。ここが合否を分けます
  • 機械学習の理論・Azure Machine Learning・Anomaly Detector・LUIS・Bot Service は、スキル一覧に1項目もありません
  • 公式の「学習リソース」欄のリンクは前の世代のものが中心。スキル一覧を軸に、Foundry関連は自分で補うのが安全です
  • 当サイトの解説9記事と無料模擬試験は、この29項目に沿って作っています(すべて日本語・無料)

※本記事は、Microsoft公式のAI-901スタディガイド・試験ページの表記(2026年8月5日時点で確認)にもとづき、エンジニアKが作成しています。出題範囲・学習リソースの内容は更新されることがあります。受験前に必ず Microsoft公式のAI-901スタディガイド で最新版をご確認ください。本サイトはMicrosoft Corporationの公式サイトではありません。Microsoft、Azure、Microsoft Foundry等は同社の商標です。

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