無料AZ-900 練習問題(全20問・登録不要)|選ぶとその場で正誤と解説が出ます。「はい/いいえ」形式は文ごとに1点です。
AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)の無料の練習問題です。公式シラバスの57項目に紐づけて自作したオリジナル問題で、実際の試験問題は使用していません。登録もログインも不要で、そのまま解けます。
解答 0 / 20 得点 0 / 32
この練習問題について
- 全20問・満点32点。「はい/いいえ」を3文ならべた問題は、文ごとに1点入ります。
- 出題数は公式の配点比率に合わせています(ドメイン1が5問・2が8問・3が7問)。
- 制限時間は設けていません。本番の問題数が公表されていない以上、時間配分の練習にはならないためです。
- 解いたら、間違えた問題の「参考」から解説へ戻るのがいちばん近道です。
なぜ「文ごとに1点」の形式があるのか
Microsoft公式の「試験スコアとスコアレポート」に、「複数のパートで構成されるほとんどの問題に回答すると、正解したコンポーネントごとに1点が付与されます」と明記されています。つまり部分点が入る問題形式が存在します。ここに慣れておくと、本番で「1つ自信がないから設問ごと捨てる」という損をしなくて済みます。
なお、どの形式が何割出るかは公式に公表されていません(「試験のセキュリティと認定資格の価値を保護するために、特定の試験形式や質問の種類を試験前に特定することはありません」と明記)。当サイトでも割合は書きません。本番と同じ画面は公式の試験サンドボックス(無料・日本語)で試せます。
Q1 ドメイン1/1-1
オンプレミスのサーバーで動かしていた業務システムを、Azureの仮想マシンへ移しました。共同責任モデルにおいて、物理サーバーとデータセンターの管理は誰の責任になりますか。
1つ選んでください
A. 移行後も引き続き自社の責任
B. クラウドプロバイダー(Microsoft)の責任
C. 自社とプロバイダーが半分ずつ負担する
D. 契約内容によって毎回変わる
共同責任モデルでは、下の層ほどプロバイダー、上の層ほど利用者の責任になります。物理施設・物理ネットワーク・物理ホストは常にプロバイダー。逆にデータと情報、アカウントとアクセス管理は、どのモデルでも常に利用者の責任です。IaaSではOSやミドルウェアも利用者が見ますが、PaaS・SaaSと上がるにつれてプロバイダーの担当が増えていきます。
参考:クラウドコンピューティングの基本
Q2 ドメイン1/1-1
クラウドの利用形態と料金の考え方について、次の各文が正しいかどうかを判定してください。
各文について「はい」か「いいえ」を選んでください(文ごとに1点)
1. 従量課金モデルでは、実際に使用した分に対して料金が発生する。
はいいいえ
2. パブリッククラウドを利用するには、利用者が自分でハードウェアを購入する必要がある。
はいいいえ
3. ハイブリッドクラウドとは、パブリッククラウドとプライベートな環境を組み合わせて使う構成のことである。
はいいいえ
クラウドモデル(パブリック/プライベート/ハイブリッド)と、料金モデル(従量課金)は、いずれもドメイン1の頻出テーマです。「所有しているのは誰か」で考えると整理しやすくなります。パブリック=プロバイダーが所有して多数の利用者が共有、プライベート=特定の組織が専有、ハイブリッド=その両方をつないだ形です。
参考:クラウドコンピューティングの基本
Q3 ドメイン1/1-2
アプリケーションの処理が重くなってきたため、仮想マシンのCPUとメモリをより大きいサイズに変更して対応しました。この対応の呼び方として正しいものはどれですか。
1つ選んでください
A. スケールアウト(水平スケーリング)
B. スケールアップ(垂直スケーリング)
C. フェールオーバー
D. 負荷分散(ロードバランシング)
増やし方は2通りあります。スケールアップ=1台を大きくする(垂直)、スケールアウト=台数を増やす(水平)。クラウドの利点として挙げられるのは主に後者で、需要に応じて自動的に増減させられる点がオンプレミスとの大きな違いです。
参考:クラウドを使う利点
Q4 ドメイン1/1-3
OSのバージョンを自分で選び、独自のミドルウェアをインストールして細かく設定したい、という要件があります。最も適したクラウドサービスの種類はどれですか。
1つ選んでください
A. IaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ)
B. PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)
C. SaaS(サービスとしてのソフトウェア)
D. サーバーレス
要件から選ぶときは「どこまで自分で触りたいか」で判断します。OSに入って設定したい→IaaS、コードは書くがサーバー管理はしたくない→PaaS、作らずに使いたい→SaaS。この3つの並びは共同責任モデルの図と対応しており、上に行くほどプロバイダーの担当が増えます。
参考:IaaS・PaaS・SaaSの違い
Q5 ドメイン1/1-3
PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)の説明として正しいものを2つ選んでください。
2つ選んで「答え合わせ」を押してください
A. OSの更新やパッチ適用はプロバイダーが行う
B. 開発したアプリケーションのコードとデータは利用者が管理する
C. 物理サーバーの設置や電源の管理を利用者が行う
D. 完成したソフトウェアが提供され、利用者は設定を変更するだけで使える
PaaSは「土台まで用意された状態でアプリを載せる」形態です。OS・ミドルウェア・ランタイムの面倒はプロバイダーが見るので、利用者はアプリのコードとデータに集中できます。SaaSとの違いは、アプリを自分で作るかどうかです。
参考:IaaS・PaaS・SaaSの違い
Q6 ドメイン2/2-1
1つのAzureリージョンの内部にあり、電源・冷却・ネットワークがそれぞれ独立していて、物理的に離れた場所にあるデータセンター群を指す用語はどれですか。
1つ選んでください
A. リージョンペア
B. 可用性ゾーン
C. リソースグループ
D. ソブリンリージョン
ここは毎回まぎらわしいところです。可用性ゾーン=同じリージョンの中の分離、リージョンペア=離れたリージョンどうしの組み合わせと覚えてください。データセンター1棟の障害に備えるのが可用性ゾーン、リージョン全体をおそう災害に備えるのがリージョンペアです。守る範囲の大きさが違います。
参考:リージョンと階層の全体像
Q7 ドメイン2/2-1
Azureのリソースの階層について、次の各文が正しいかどうかを判定してください。
各文について「はい」か「いいえ」を選んでください(文ごとに1点)
1. 管理グループを使うと、複数のサブスクリプションをまとめて管理できる。
はいいいえ
2. 1つのリソースを、2つのリソースグループに同時に所属させることができる。
はいいいえ
3. リソースグループを削除すると、その中に含まれるリソースもすべて削除される。
はいいいえ
階層のポイントは「上で決めたことが下に受け継がれる」ことです。管理グループに割り当てたポリシーやアクセス権は、配下のサブスクリプション、そのリソースグループ、さらにリソースへと引き継がれます。試験では「継承されるか」「どの単位でまとめられるか」が問われます。
参考:リージョンと階層の全体像
Q8 ドメイン2/2-2
同じ構成の仮想マシンを、アクセス数の増減に合わせて自動的に増やしたり減らしたりしたい、という要件があります。最も適したものはどれですか。
1つ選んでください
A. Azure Virtual Machine Scale Sets
B. 可用性セット
C. Azure Virtual Desktop
D. Azure Arc
似た名前が並ぶところなので、目的で区別してください。Virtual Machine Scale Sets=数を自動で調整する、可用性セット=同時に落ちないよう配置を分ける、可用性ゾーン=物理的に離れた場所へ分ける。どれも「止まらないため」の話ですが、担当している課題が違います。
参考:コンピューティングとネットワーク
Q9 ドメイン2/2-2
オンプレミスのデータセンターとAzureを、インターネットを経由しない専用の接続で結びたいという要件があります。適したサービスはどれですか。
1つ選んでください
A. Azure VPN Gateway
B. ExpressRoute
C. 仮想ネットワークピアリング
D. Azure DNS
オンプレミスとAzureをつなぐ代表的な方法は2つです。VPN Gateway=インターネット経由・暗号化(手軽・コストが低い)、ExpressRoute=インターネットを通らない専用接続(安定・高速だが費用が大きい)。問題文に「インターネットを経由しない」「専用線」とあればExpressRouteです。
参考:コンピューティングとネットワーク
Q10 ドメイン2/2-3
ストレージアカウントのデータを、離れた別のリージョンにも複製して、リージョン全体に及ぶ災害に備えたいと考えています。必要な冗長性オプションはどれですか。
1つ選んでください
A. ローカル冗長ストレージ(LRS)
B. ゾーン冗長ストレージ(ZRS)
C. geo冗長ストレージ(GRS)
D. 冗長性の設定は不要(Azureが自動で全世界に複製する)
冗長性は「どこまで離すか」で並んでいます。LRS=同じデータセンターの中/ZRS=同じリージョンの別ゾーン/GRS=別のリージョン。離れるほど守れる範囲が広くなり、そのぶん費用も上がります。問題文の「リージョン全体」「地理的に離れた」がGRSの合図です。
参考:Azure Storage
Q11 ドメイン2/2-3
Azure Storage のアクセス層について、次の各文が正しいかどうかを判定してください。
各文について「はい」か「いいえ」を選んでください(文ごとに1点)
1. アーカイブ層は、ホット層よりも保存にかかる料金が安い。
はいいいえ
2. アーカイブ層に置いたデータは、ホット層と同じようにすぐ読み取れる。
はいいいえ
3. いったん設定したアクセス層は、あとから変更することができない。
はいいいえ
アクセス層は「保存の安さ」と「取り出しやすさ」のトレードオフです。よく使うデータは保存料が高くても取り出しやすい層に、めったに使わないデータは保存料の安い層に置きます。試験では「安い=いつでも得」という思い込みを突く出題がされやすいところです。
参考:Azure Storage
Q12 ドメイン2/2-4
Azureのアクセス管理とセキュリティについて、次の各文が正しいかどうかを判定してください。
各文について「はい」か「いいえ」を選んでください(文ごとに1点)
1. Azureロールベースのアクセス制御(RBAC)は、利用者が「何をしてよいか」を制御するしくみである。
はいいいえ
2. 多要素認証(MFA)とは、パスワードをより長く複雑にすることで安全性を高める方法である。
はいいいえ
3. ゼロトラストの考え方では、社内ネットワークからのアクセスであっても検証の対象になる。
はいいいえ
ID周りは用語が近いので、担当している問いで区別してください。認証(MFA・SSO・パスワードレス)=あなたは誰か、認可(RBAC)=何をしてよいか、条件付きアクセス=いまの状況で通してよいか。ゼロトラストはこれら全体を貫く考え方です。
参考:IDとセキュリティ
Q13 ドメイン2/2-4
多層防御(Defense in Depth)の考え方の説明として、最も適切なものはどれですか。
1つ選んでください
A. 最も強力な防御を1か所に集中させ、そこですべての攻撃を止める
B. 防御の層を複数重ね、1つが突破されても次の層で食い止める
C. すべての通信を暗号化することで、他の対策を不要にする
D. 社内ネットワークからのアクセスはすべて信頼し、外部だけを検査する
多層防御は「守りを何枚も重ねる」という考え方です。ゼロトラストとよく並べて出てきますが、多層防御=どう重ねるか、ゼロトラスト=何を前提にするかという違いがあります。この2つの違いを説明できるようにしておいてください。
参考:IDとセキュリティ
Q14 ドメイン3/3-1
まだリソースを作成する前の段階で、これから使う予定の構成にいくらかかるかを見積もりたいと考えています。適したツールはどれですか。
1つ選んでください
A. 料金計算ツール(Pricing Calculator)
B. Microsoft Cost Management
C. Azure Advisor
D. Azure Monitor
お金まわりの道具は「使う前か、使った後か」で分かれます。料金計算ツール=作る前の見積もり、Cost Management=作った後の分析・予算管理。問題文に「事前に」「見積もる」とあれば料金計算ツールです。
参考:コスト管理
Q15 ドメイン3/3-1
どの部門がどれだけ費用を使っているかを、あとから集計できるようにしたい。リソースに付けておくものはどれですか。
1つ選んでください
A. タグ
B. リソースロック
C. 管理グループ
D. 可用性セット
タグはリソースに貼る付箋のようなものです。「部門=営業」「環境=本番」のように名前と値で付けておくと、コスト分析でその単位に絞って集計できます。階層(管理グループやリソースグループ)だけでは表現しきれない切り口を足せるのが利点です。
参考:コスト管理
Q16 ドメイン3/3-2
社内のルールとして「指定した特定のリージョン以外にはリソースを作成させない」ようにしたい。使うべきしくみはどれですか。
1つ選んでください
A. Azure Policy
B. リソースロック
C. Azureロールベースのアクセス制御(RBAC)
D. Microsoft Purview
ガバナンスの3つはこう分担しています。RBAC=誰が触れるか、Azure Policy=どんなものを作ってよいか、リソースロック=消させない・変えさせない。「作らせない」ならPolicy、「消させない」ならロック。ここは試験で繰り返し問われます。
参考:ガバナンス
Q17 ドメイン3/3-2
リソースロックについて、次の各文が正しいかどうかを判定してください。
各文について「はい」か「いいえ」を選んでください(文ごとに1点)
1. 読み取り専用ロックがかかっているリソースは、削除することができない。
はいいいえ
2. 上位のスコープに設定したロックは、その配下のリソースにも適用される。
はいいいえ
3. 所有者(Owner)ロールを持っていれば、ロックがかかったままでもリソースを削除できる。
はいいいえ
ロックの要点は「権限とは別のしくみ」である点です。強い権限を持つ人ほど誤って消せてしまうので、それを止めるための安全装置になっています。種類は2つで、削除だけを止めるものと、変更も削除も止める読み取り専用。後者のほうが強い制限です。
参考:ガバナンス
Q18 ドメイン3/3-3
同じ構成の環境を、開発用・検証用・本番用として何度でも同じ結果で作成できるようにしたい。適した方法はどれですか。
1つ選んでください
A. Azure portal の画面で毎回手作業で作成する
B. ARMテンプレートなど、構成をコードとして記述して展開する
C. Azure Monitor でリソースの状態を監視する
D. Azure Advisor の推奨事項に従って作成する
コードとしてのインフラストラクチャ(IaC)の利点は再現性です。同じテンプレートを実行すれば、何度実行しても同じ状態になります。Azureでこれを担うのがARMテンプレートで、リソースの作成・更新・削除の窓口になっているのがAzure Resource Manager(ARM)です。
参考:管理とデプロイのツール
Q19 ドメイン3/3-3
オンプレミスのサーバーや、他社クラウド上のサーバーを、Azureの管理画面から一元的に管理したいと考えています。適したサービスはどれですか。
1つ選んでください
A. Azure Arc
B. Azure Migrate
C. Azure Virtual Desktop
D. Azure Cloud Shell
移行するならAzure Migrate、移行せず手元に置いたまま管理するならAzure Arc。この対比で覚えると間違えません。Arcは「Azureの管理のしくみを、Azureの外へ広げる」サービスです。
参考:管理とデプロイのツール
Q20 ドメイン3/3-4
Azureの監視まわりのサービスについて、次の各文が正しいかどうかを判定してください。
各文について「はい」か「いいえ」を選んでください(文ごとに1点)
1. Azure Service Health は、Azure側で起きている障害や計画メンテナンスの情報を知らせてくれる。
はいいいえ
2. Azure Advisor は、コスト・セキュリティ・信頼性などの観点から改善の提案をしてくれる。
はいいいえ
3. Application Insights は、Azureの請求金額を分析するためのサービスである。
はいいいえ
監視の3つは「誰の問題を見るか」で分かれます。Service Health=Azure側の問題、Azure Monitor=自分のリソースやアプリの状態、Advisor=改善の提案。Azure Monitorの中にLog Analytics(ログを検索する)、アラート(条件で通知する)、Application Insights(アプリの中身を見る)が含まれる、という入れ子も押さえてください。
参考:監視ツール
解き終えたら
まずは間違えた問題の「参考」リンクから、対応する解説へ戻ってください。AZ-900は「似たもの同士の違いが言えるか」を問う試験なので、間違えた場所こそが伸びしろです。
点数の目安について、1つ注意があります。本番の合格ラインは1000点満点中700点ですが、Microsoftは「スケーリングされたスコアであるため、点数の70%とは等しくない場合があります」と明記しています。この練習問題の得点から本番の合否を換算することはできません。詳しくは 合格ライン700点の意味 にまとめました。
当日のための3つの原則
- 空欄を作らない。公式は「推測による解答に対するペナルティはありません」と明記しています。
- 分かる部分だけでも答える。部分点が入る形式では、当たった分だけ点になります。
- 見慣れない問題で止まらない。採点されない問題が混ざっている場合があると公式が説明しています。
※本ページの問題は、Microsoft公式のAZ-900学習ガイド(2026年7月20日現在のスキル)に基づき、エンジニアKが作成したオリジナルです。実際の試験問題は使用していません。採点方法・出題形式に関する記述は、Microsoft公式の「試験スコアとスコアレポート」「試験の準備」の記載によります。本サイトはMicrosoft Corporationの公式サイトではありません。Microsoft、Azure、Microsoft Entra ID等は同社の商標です。
解き終わったら間違えた問題の「参考」から解説に戻るのがいちばん近道です。それでも足りないと感じたら、市販の参考書と動画講座を発売日・評価・レビュー件数まで並べて比較しました。