AZ-900 まぎらわしい用語 比較シート|取り違えやすい組み合わせ26組【PDF配布】

AZ-900 まぎらわしい用語 比較シート|取り違えやすい組み合わせ【PDF配布】|Azure資格の森 AZ-900 Azure Fundamentals
無料AZ-900 まぎらわしい用語 比較シート|取り違えやすい組み合わせだけを集めました。PDFは登録不要でダウンロードできます。

AZ-900の公式の出題範囲は、語尾がすべて「説明する」「識別する」「比較する」で書かれています。つまりこの試験は用語を知っているかではなく、似ているもの同士の違いが言えるかを問う作りになっています。

そこで、試験で取り違えやすい組み合わせだけを集めました。直前の見直しにそのまま使えます。

この記事の使い方

左の用語と右の用語の違いを、自分の言葉で1行で言えるかを試してください。言えなければ、その行の「見分けるキーワード」を読んでから、担当している解説記事に戻るのが最短です。

AZ-900は違いが言えるかを問う試験。公式の出題範囲は説明する・識別する・比較するだけで書かれている。可用性ゾーンとリージョンペアは同じリージョンの中か離れたリージョンか、スケールアップとスケールアウトは1台を大きくするか台数を増やすか、認証と認可はあなたは誰かと何をしてよいか、作らせないと消させないはポリシーかロックか、使う前と使った後は見積もるか分析するか

1. 場所と冗長性

組み合わせ 違い 見分けるキーワード
可用性ゾーン / リージョンペア 同じリージョンの中か、離れたリージョンどうし 「同一リージョン内」→ゾーン/「地理的に離れた」→ペア
LRS / ZRS 同じデータセンターの中か、同じリージョンの3つ以上のゾーン 「データセンター障害に耐える」→ZRS
ZRS / GRS 同じリージョン内か、別のリージョンにも 「リージョン全体の災害」→GRS
可用性セット / 可用性ゾーン 同じデータセンター内の分散か、物理的に離れた場所 公式が「可用性セットは可用性ゾーンと同じレベルの回復性を提供しません」と明記
Scale Sets / 可用性セット 台数を増やすか、同時に落ちないよう分ける 「需要に応じて自動的に」→Scale Sets

くわしくは リージョンと階層の全体像Azure StorageAzureのコンピューティング にあります。

2. 計算とネットワーク

組み合わせ 違い 見分けるキーワード
スケールアップ / スケールアウト 1台を大きく(垂直)か、台数を増やす(水平)か 「CPUとメモリを増やした」→アップ
仮想マシン / App Service OSも自分で管理か、アプリだけ置く 「OSを設定したい」→仮想マシン
Container Instances / Kubernetes Service 手軽に1つか、大量にまとめて運用 「オーケストレーション」→AKS
VPN Gateway / ExpressRoute インターネット経由・暗号化か、インターネットを通らない専用接続 「専用線」「安定した帯域」→ExpressRoute
サブネット / リソースグループ ネットワークの区切りか、管理の入れ物 まったく別の軸。混ぜない
パブリック / プライベートエンドポイント インターネットから入るか、インターネットを通らずに入る 名前から意味を逆に取らない

3. ストレージ

組み合わせ 違い 見分けるキーワード
Blob / Azure Files プログラムから読み書きか、マウントして使う共有フォルダー 「ドライブとして開きたい」→Files
クール / アーカイブ すぐ読めるか、オフラインで数時間かかる 最低保存期間:クール30日/コールド90日/アーカイブ180日
AzCopy / Data Box ネットワーク経由か、物理的に装置を送る 「ネットワークでは時間がかかりすぎる」→Data Box
Azure Migrate / Azure File Sync 移行するか、移したあとも同期し続ける
よく出る引っかけ

冗長性の設定はストレージアカウント単位です。同じアカウントの中で「BlobだけGRS、FilesはLRS」という分け方はできません。違う冗長性が必要なら、アカウントを分けます。

4. IDとセキュリティ

組み合わせ 違い 見分けるキーワード
認証 / 認可 あなたは誰か何をしてよいか 権限の話ならRBAC
RBAC / 条件付きアクセス 持っている権限か、そのときの状況 「社外からのときだけ」→条件付きアクセス
多要素認証 / 強いパスワード 種類の違う要素を2つ以上か、1つを強くしただけか 「パスワード+秘密の質問」は多要素ではない
ゼロトラスト / 多層防御 何を前提にするかどう重ねるか 「社内だから安全」を否定するのがゼロトラスト
Defender for Cloud / Azure Advisor セキュリティ特化か、コスト等を含む幅広い提案 「セキュリティの状態を点数で」→Defender for Cloud

5. 管理・ガバナンス・監視

組み合わせ 違い 見分けるキーワード
RBAC / Azure Policy / リソースロック 触らせない作らせない消させない この3語で覚える
Azure Policy / Microsoft Purview リソースの構成か、データの中身 「どんなデータがどこにあるか」→Purview
料金計算ツール / Cost Management 作る前の見積もりか、作った後の分析 「事前に」→料金計算ツール
Azure Migrate / Azure Arc 移行するか、移行せず管理する 「そのままの場所で」→Arc
Service Health / Azure Monitor / Advisor Azure側の問題自分のリソース改善の提案 「誰の問題を見るか」で分ける
Application Insights / Cost Management アプリの動作か、請求の分析 Insightsは費用を見ない

断定表現を見たら、いったん止まる

比較のほかに、もう1つ得点源があります。「常に」「すべて」「必ず」「100%」を含む文です。この試験では、こうした断定表現がわざと誤りとして置かれていることがあります。

実際に誤りになる例

  • すべてのリージョンにリージョンペアがある」→ 誤り。公式は「新しいリージョンの多くはペアではなく、代わりに可用性ゾーンを冗長性の主要な手段として使用します」と説明しています
  • 「SLAは100%の稼働を保証する」→ 誤り。稼働率の目標と、下回ったときの対応を定めた合意です
  • 「所有者ロールがあれば常にリソースを削除できる」→ 誤り。ロックがかかっていれば、外すまで削除できません
  • 「クラウドに置けばデータの保護はすべて事業者の責任」→ 誤り。データとアカウント管理は常に利用者の責任です

力試し

この記事の内容から2問。選ぶとその場で正誤と解説が出ます。

Q1

まぎらわしい組み合わせについて、次の各文が正しいかどうかを判定してください。

各文について「はい」か「いいえ」を選んでください(文ごとに1点)

1. 可用性ゾーンは同じリージョンの中、リージョンペアは離れたリージョンどうしの組み合わせである。

はいいいえ

2. 「パスワード+秘密の質問」は、多要素認証にあたる。

はいいいえ

3. Azure Policy は「作らせない」、リソースロックは「消させない」ためのしくみである。

はいいいえ

この記事で扱っている比較は、どれも「答えている問いが違う」という一点に集約できます。似ているから混ざるのではなく、担当している課題が違うものを並べているから混ざるのです。
Q2

次のうち、誤っているものはどれですか。

1つ選んでください

A. Application Insights は、Azureの請求金額を分析するためのサービスである
B. Azure Service Health は、Azure側の障害やメンテナンスの情報を知らせる
C. Azure Advisor は、コストやセキュリティなど複数の観点で改善を提案する
D. Log Analytics は、収集したログを検索・分析するために使う

「Insights(洞察)」という名前から費用の分析を連想させる、典型的な引っかけです。Azure Monitor の下に Log Analytics・アラート・Application Insights が入っている、という入れ子を覚えておくと迷いません。

PDFで持ち歩く

ここまでの比較をA4・3ページのPDFにまとめました。登録もメールアドレスの入力も不要です。印刷して直前の見直しに使ってください。

※本記事は、Microsoft公式のAZ-900学習ガイド(2026年7月20日現在のスキル)および Microsoft Learn の各サービス公式ドキュメントの記載(2026年8月6日確認)にもとづき、エンジニアKが作成しています。仕様は変更されることがあります。最新情報は必ずMicrosoft公式サイトでご確認ください。本サイトはMicrosoft Corporationの公式サイトではありません。Microsoft、Azure、Microsoft Entra ID等は同社の商標です。

この単元を解き終えたら

読んだ直後に手を動かすと定着します。練習問題20問は登録不要・全問オリジナルで、その場で採点と解説が出ます。

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