AZ-900の勉強方法|何から始めて、どこまでやるかを4段階で【独学ロードマップ】

AZ-900の勉強方法|何から始めるかを4段階で【独学ロードマップ】|Azure資格の森 AZ-900 Azure Fundamentals
無料AZ-900 勉強方法ロードマップ|何から手を付けて、どこまでやれば十分かを4段階で示します。

AZ-900の対策情報はたくさんあります。ところが「結局、何から始めればいいのか」に答えているものは多くありません。参考書を買うのか、公式トレーニングを読むのか、問題を解くのか——順番を間違えると、時間だけが溶けます。

この記事では、公式が出している事実だけを土台に、進める順番を4段階で示します。当サイトの解説記事は全部無料なので、この記事をなぞるだけで一周できます。

この記事の結論

  • 最初にやるのは教材選びではなく、「知らない用語がいくつあるか数える」ことです。ここで自分に必要な量が決まります。
  • 読む順番は配点の重いドメイン2(35〜40%)から。ドメイン1(クラウド一般論)は配点が一番軽いので、時間をかけすぎないこと。
  • 仕上げは「違いが言えるか」の確認。AZ-900は暗記ではなく見分けを問う試験です。
  • 当日の操作は公式の試験サンドボックス(無料・日本語)で慣れておく。ここを飛ばす人が多い。
AZ-900の進め方4つの段階。1範囲を知る(57項目のうち知らない用語を数える)、2用語をつぶす(配点の重いドメイン2から読む)、3違いを言えるか試す(まぎらわしい組み合わせを自分の言葉で説明する)、4本番の画面に慣れる(練習問題と公式サンドボックスで操作を確認する)

段階1:範囲を知り、自分に必要な量を測る

いきなり参考書を開かないでください。最初にやるのは現在地の確認です。

  1. 出題範囲の57項目をひととおり眺める
  2. 意味を説明できない用語がいくつあるか数える(リージョンペア、可用性ゾーン、LRS、RBAC、Azure Policy、Azure Arc……)
  3. 1つあたり15〜30分(読む+自分の言葉で説明できるようにする)を掛ける
  4. そこに演習と復習の時間を上乗せする
なぜこの方法か

ネットで見かける「〇時間で受かる」という数字は、あなたの前提知識を知りません。Microsoftも勉強時間を公表していません。唯一の客観的な数字は公式の無料トレーニングの表示時間(合計5時間5分)ですが、これは読み通す時間であって覚える時間ではありません。→ 難易度と勉強時間の目安

ここで決めておくこと

決めること 目安
受験日 先に予約してしまうのは独学では有効です。締め切りができます
1日に取れる時間 30分でも構いません。毎日触るほうが、週末にまとめてより定着します
教材 まずは無料で足ります(次の段階で説明します)

段階2:配点の重い順に、用語をつぶす

公式の配点はこうなっています。

ドメイン 配点 当サイトの解説
2. Azureのアーキテクチャとサービス 35〜40% リージョンと階層コンピューティングネットワークストレージIDとアクセスセキュリティ
3. Azureの管理とガバナンス 30〜35% コスト管理ガバナンス操作する道具監視ツール
1. クラウドの概念 25〜30% クラウドとはクラウドの利点IaaS・PaaS・SaaS
おすすめの順番

ドメイン1 →ドメイン2 → ドメイン3の番号順ではなく、ドメイン1を軽く通してから、ドメイン2に時間を集中させるのが効率的です。

理由は2つ。ドメイン1はAzureに限らない一般論なので短時間で読めること。そしてドメイン2の用語(リージョン、サブスクリプション)を知らないと、ドメイン3のガバナンスの話が理解できないことです。

この段階での進め方

  1. 解説記事を1本読む(15〜25分)
  2. 記事末の確認クイズ3問を解く。間違えたらその場で本文に戻る
  3. 次の記事へ。1日1〜2本のペースで十分です

全13本を読み終えると、公式の57項目をすべて通ったことになります

段階3:「違いが言えるか」を確かめる

ここがAZ-900でいちばん大事な段階です。

公式の出題範囲は、語尾がすべて「説明する」「識別する」「比較する」で書かれています。「構築する」「実装する」は1つもありません。つまりこの試験は、用語を知っているかではなく、似ているもの同士の違いが言えるかを問う作りになっています。

そこで、次のような組み合わせを自分の言葉で1行ずつ説明してみてください

  • 可用性ゾーンとリージョンペアは何が違うか
  • LRSとZRSGRSは、どこまで離れているか
  • RBACとAzure Policyリソースロックは、それぞれ何を止めるか
  • Azure AdvisorとService HealthAzure Monitorは、誰の問題を見ているか

詰まったら、まぎらわしい用語 比較シートを開いてください。取り違えやすい26組を「見分けるキーワード」つきでまとめてあり、PDFも登録不要でダウンロードできます

あわせて、Azureサービス早見マップ「こうしたい」から引く練習をしてください。試験は要件からサービスを選ばせる形なので、この向きで引けることが得点に直結します。

段階4:本番の画面と形式に慣れる

知識が入ったら、最後は当日の動き方です。ここを飛ばす人が多いのですが、AZ-900は解答に使えるのが45分しかありません。操作で迷う時間はありません。

① 練習問題で解く感覚をつかむ

当サイトの練習問題20問は、公式の配点比率どおりに出題しています。全問オリジナルで、登録は不要です。「はい/いいえ」を3文ならべた形式も入れてあります(公式が「複数のパートで構成される問題は正解したコンポーネントごとに1点」と明記しているため)。

② 公式の試験サンドボックスで画面に触る

Microsoftは本番とまったく同じ画面を無料で試せるデモを公開しています。日本語に対応していて、問題ごとの答え方、残り時間の見方、見直しのために問題へ印を付ける方法まで確認できます。

あわせて公式の無料プラクティス評価も受けられます。ただし公式が「これらの質問は試験に表示されるものと同じではありません」と明記しているので、本番の予想問題ではありません

入り方と当日のルールは 試験当日はこうなる にまとめました。

③ 申し込む

受験料は日本で12,180円(税別)、申し込みはPearson VUEから、日本語で受験できます会社のアカウントではなく個人のMicrosoftアカウントで登録してください(組織を離れると記録を失います)。→ 申し込み方法と受験料

教材はどうするか

結論から言うと、まずは無料で足ります

教材 費用 位置づけ
当サイトの解説13本+練習問題 無料 公式57項目を全カバー。登録不要
公式のラーニングパス(Microsoft Learn) 無料 一次情報。表示時間の合計は5時間5分
公式のプラクティス評価 無料 雰囲気と弱点の把握
公式の試験サンドボックス 無料 本番と同じ画面(日本語)
市販の参考書 有料 紙で通読したい人向け。選ぶときの注意
お金をかけるとしたら

「読む量」より「解く量」に使うほうが効きます。AZ-900は違いを問う試験なので、読んで分かった気になっている状態と、問われて答えられる状態のギャップが大きいためです。参考書を選ぶときの注意点は 参考書・問題集の選び方 にまとめました。

つまずきやすいところ

よくある失敗 対処
ドメイン1(クラウド一般論)に時間をかけすぎる 配点は一番軽い(25〜30%)。軽く通してドメイン2へ
用語を暗記しようとする 暗記ではなく違いを言えるか。比較シートを使う
古い教材で「Azure AD」を覚えてしまう 現行はMicrosoft Entra ID。試験の画面に出るのは新しい名前
「700点=7割正解」だと思って目標を下げる スケールドスコアなので逆算できません。8割を安定して取れる状態を目標に
当日はじめて試験画面を見る 45分しかない。サンドボックスで前日に触る

まとめ:4段階

  1. 範囲を知る:57項目を眺めて、知らない用語を数える
  2. 用語をつぶす:ドメイン1を軽く通し、配点の重いドメイン2に時間を集中
  3. 違いを言えるか試す:比較シートと早見マップで、見分ける練習
  4. 本番に慣れる:練習問題+公式サンドボックスで操作を確認して申し込む

※本記事は、Microsoft公式のAZ-900学習ガイド(2026年7月20日現在のスキル)および Microsoft Learn の記載(2026年8月6日確認)にもとづき、エンジニアKが作成しています。仕様・価格は変更されることがあります。最新情報は必ず各公式サイトでご確認ください。本サイトはMicrosoft Corporationの公式サイトではありません。Microsoft、Azure、Microsoft Entra ID等は同社の商標です。

この単元を解き終えたら

読んだ直後に手を動かすと定着します。練習問題20問は登録不要・全問オリジナルで、その場で採点と解説が出ます。

タイトルとURLをコピーしました